新型コロナウィルスが流行して約半年が過ぎます。
「いつになったら終息するのか?早くワクチンや薬がでないか?」
誰もがそう思っているはずです。当院にも多くの方がコロナウィルスの流行以降体調がすぐれない…!と来院されます。
来院される方の割合は、男女でいうと圧倒的に女性が多いです。
症状はいつもの「肩こり」「頭痛」「めまい」等なのですが、コロナの流行でいつもの症状に加えて「不安」「背中痛」「不眠」などが多いです。
近年の主婦を中心として働く女性、育児が大変なママさんたち、学生の女性たちに至るまで、いつも以上に不調を感じておられる女性が多い印象を受けます。
この半年間、来院される方のお話を聞いてみた結果。
「コロナがいつ終わるのか?」この不安に悩む方が多かったです。
話を聞く中で、「今は辛いけど3か月後には終わるから耐えてください!」という悩みには女性は強いんだな~と私は感じました。
しかし、いつ終わるかわからない不安にはすごくストレスを感じるんだな~と感じました。
もっと重要なことは、女性はおしゃべりが出来なくなることで大きく体調が崩れるんだな~ということです。
女性にとって月に2~3回の女子会や食事会がどれほど大切だったか…これがすごくわかりました!あの昼に集まるファミレスなどは、すごいストレス解消の場所だったんだな~と。
あのストレス解消の機会がなくなってしまうことで、体に不調が出てしまうのです。完全なストレスによる凝りです。人はストレスが溜まると、ストレス体質となり、首と肩甲骨、お尻が凝ります。その場所が凝ると頭痛や肩こりめまいなどの症状が出るのです。
さらにご主人がテレワークで家にいることが多くなったり、お子さんの休みが増えたりで、もうクタクタ。独身の女性も自粛生活のせいで、お出かけや買い物なども制限されてイライラ倍増!「自分も、いつか感染するんじゃ…」という不安が続く生活。
本当に大変な世の中になりました。
皆さん当院で、これまで以上によくしゃべっていきます。
その大半は、不平不満です。
「先生!マスクが買えない!」「小麦粉が買えない!」「子供がゲームばっかりやってる!」
この半年間、スーパーの代わりに薬局の代わりにお父さんや子供の代わりに、、、、私は皆さんの愚痴や不満をいっぱい聞きました。
来院される方は、一杯不平不満を話すことでスッキリして回復してお帰りになられました。
普段の生活で、女性はうまくストレス解消をしているのだな!と思いました。さらに女性にとっての「おしゃべりと話を聞いてもらうこと」の大切さを今回学びました。世間ではコロナによる鬱症状が深刻になっています。皆さんの周りにもたくさん悩んでいる方がいます。いつも以上に声をかけてあげてください。あとは、不平や不満は抱えないで話しましょう。話せない場合は是非当院でお話しください!