おおむらさき整体院のブログ

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2024.04.03 私の体験 最年少のWさん

当院は今年の8月で、開院してからまる14年になります。
14年間、様々な人を施術し数々の改善していくお客様をみてきました。
当院で一番年配者の来院は94歳、そして、歳少年は7歳です。

今回は、一番若かった小学2年生のWさんのお話をします。
お子さんの不調の改善例は多くあるので、
お子さまの不調がきになる方はぜひ読んでくださいね。

13年前7歳の少女がお母さんと来院されました。
小学校2年生まじめで健康面では、何も問題のない女の子。
この女の子とお母さんの悩みは、実は不登校でした。

Wさん勉強は優秀。運動も好成績。
なのにある朝「お腹が痛い」から始まったのです。
学校に行っても息苦しく、お腹が痛く保健室に通う毎日。
真面目なWさんは、そんな不調の中でも一生懸命学校に行こうとしました。
次第に、そんな学校生活に疲れ果てて不登校になってしまったのです。

内科・小児科・整形外科・脳神経外科
どこに行っても、不調の原因がわからず辛い毎日でした。
そんな中、当院に通う友人から「不登校の子を専門に観てくれるのよ!」
と紹介されたそうです。

当院からは車で1時間かかるので来院も大変だったと思います。
Wさんが初めて来院された日は今でも覚えています。
お腹が痛く、背中が痛く,胃も痛いので食事が満足にできず
普通の女子よりも8キロほど痩せていました。
細すぎて施術して大丈夫?と思うほどでした。

そんなWさんの全身を施術していくと、あることがわかりました。
ストレスで凝る箇所がパンパンに凝っていたのです。
私も正直、「これほど凝るものか…。」と思いました。

プロを目指す元気な少年少女よりもWさんほうが、ストレスで凝っていました。
日々働いている大人よりも、Wさんの方が凝っていたのです。
お母さんにこのことを話すと「なぜうちの子がストレス?」
と戸惑っておられました。

小学校2年生の子がストレスで体調不良になるとはだれも思いません。
でも、よーく話を聞いてみるとWさんは4人姉妹の長女さんで末っ子は双子で生まれたばかり…
お母さんんもいっぱいいっぱい。
家事や育児をWさんに押し付けてた部分があったと言われていました。
お母さんがつらいものをWさんに押し付けていたのだから
Wさんのストレスは大変なこととになっていました。
ストレスがいっぱいの中でも、細い体でお母さんを助けようとした真面目さが
Wさんの体に負担になっていたのです。

Wさんは学校に行けない自分を責めていました。
「学校に行けない自分はもうダメ人間…」
私は施術とともにWさんとお話をしました。

Wさんは野球が大好きで西武ファンなのです。

「Wさん野球で言えばWさんは何回?」
「???どういいいみですか?」
「先生は38歳だから野球で言えば3回裏だね」
「だからWさんはまだ1回の表だね」
「たしかに不登校は野球で言えば点を入れられたものだね」
「だけどまだ1回だよ?」
「1回で野球は決まる?」
「Wさんの人生もまだ1回の表だよ」

そんな会話と温めながらほぐすマッサージが効いたのか、Wさんはみるみるよくなっていったのです。
小学校・中学校を無事に過ごせるようになり、高校生活では
ギター部の部長さんとして元気な毎日を過ごせるようになりました。


「大学では、東京6大学に入学して将来は社会にお役立てるようになりたい!」
と頑張っています。

そしてWさんは令和6年に成人式をむかえました。
今では学業とバイトを2件掛け持つまで元気になりました。
「無事に成人を迎えられたのは先生のおかげです」
「本当にあの時はどうなるの?と不安でした」
「ありがとうございます」
「今ではあの時の私はどうしたんだろう?」
と思えるそうです。
こんな言葉を聞くと整体師として、本当にやってきてよかったと感じます。

不登校でお悩みの親御さん・児童生徒さん
身体の調子が悪ければみんな学校に行けません。

身体が元気になればまたいけます。
不登校は病気じゃありません。
学校に行けないからダメな人間ではありません。
Wさんのように、不登校が人生の糧になることもありますよ。

諦めずに、当院までご相談くださいね。