おおむらさき整体院のブログ

電話番号0493-62-5265 ネット予約はホットペッパービューティー

私の体験⑥~ヒドイ腰痛から解放され幸せな日常生活を取り戻したKさん~

f:id:ohmurasaki:20191207101303j:plain

私の記憶に残る患者さん、Kさんのお話をします。
Kさんが来院されたのは、ヒドイ腰痛が原因でした。年齢は78歳。農家さんのお嫁さんで畑仕事などを手伝いながら、仕事にも行く忙しい毎日。その中で、お子さんも3人育てる、元気はつらつな女性でした。
そんなKさんは、70歳の時に腰椎すべり症になったのです。毎日が、痛みとしびれとの戦いになりました。元気だった頃の姿は見る影もなく、まっすぐに伸びていた背中は大きく曲がってしまい、辛いときは杖をつくほどでした。元気に仕事と畑仕事をしていたKさんが、庭先を少しだけ散歩できるくらいしか動けなかったのです。
そんなKさんは
・固まった腰が少しでもやわらかくならないだろうか…?
・曲がった腰が昔みたいにもう少しだけでも伸びないか…?
とわらにもすがる思いで当院にいらっしゃいました。

はじめは施術ベットにも乗れないくらい足が上がらず本当に痛そうでした。
そんなKさんを見た私はあることに気づきました。足に筋肉がついていないのです。
足が、細くなっているのです。Kさんに聞いてみると、「昔、いろいろしていたころはもっとしゃんとしてたんだけどね…。」とのこと。痛みのせいで動けなくなってしまったKさんの足はやせ細っていました。
なかなか動けない患者様をまた運動させるにはどうしたらいいか?
それはまず必要な栄養素を摂取してもらうことが一番です。特にビタミンとコラーゲンが欠かせません。
この組み合わせが、高齢者の筋肉を復活させる最高の組み合わせなのです。ビタミンとコラーゲンを摂ってもらうようにお願いすると、Kさんはビタミンはサプリメントでコラーゲンは鶏肉と季節の野菜スープを飲んでくれました。

そして私は固まった背中・腰・ももを丁寧にほぐしていったのです。
Kさんの頑張りもあって、1か月くらいで足は太くなってきました。すると、Kさんは庭の中を歩けるようになっていったのです。
その後も、週に1度通ってくれたKさんは、来るたびに庭で採れたフキノトウやみょうがを差し入れて下さりました。本当美味しくて、幸せいっぱいです(笑)

3か月が過ぎて治療もリハビリも順調に進みました。なんと、ベッドにあがるのも辛そうだったあのKさんが、自分で車を運転して来るようになったのです。腰の痛みもずーっと続いていたのが、痛くない時もある、波がある痛みに変わったのです。
「毎日痛かったのに痛くない時があって、動けるんだよ!」とKさんは笑顔で話してくれるようになりました。
そして治療中に副院長が持っているエステ道具のスチーマーを見て
エステもやってるの?」
「はい。やってますよ。Kさんもやってみませんか?」
「どんなことするの?」「私でもできるかい?」
「できますよ!疲れたお顔をほぐすんですよ!」
Kさんは腰の治療と、お顔のエステコースを毎週するようになったのです。

ここで、Kさんが目に見えて変化しました。どうなったと思いますか?
実は、エステコースもするようになってKさんの服装が変わったのです。
いつもねずみ色や茶色の服を着ていたKさんは、地味な感じの印象でしたが、真っ赤な服や柄物の服を着てくるようになり、印象がとっても明るくなりました。
「派手かな…?先生?」
「大丈夫ですよ!お似合いですよ!」
「40代に見えますよ笑」
そしてお化粧もしてくるようになったのです。
その頃からKさんのお体はみるみる良くなっていきました。
「先生。子供家族がね、旅行に行きたい。って言うんだよ。行けるか?」
「行けます。行きましょう!」
「途中で倒れたらやめればいんですよ」
「だから行きましょ!」
体の調子が悪くなると、今まで普通に行けていた旅行や趣味が出来なくなるのです。
病はそれだけ人を寂しくさせてしまうのです。
でも体が調子よくなると出来なかったことがしたくなるのです。
そこが一番の健康の秘訣だと私は思います。
やりたいことができる!これが健康には一番大切です。
Kさんは息子さん家族と静岡に旅行に行くことができました。お孫さん達と久々の海で遊んできたそうです。
旅行から帰ってきたKさんは、腰痛で悩んでいたKさんとはもう別人でした。
素敵な笑顔で楽しそうに旅行の話をしてくれるのです。話を聞きながら、私も嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

お子さんは3人で来月は次男家族の誘いで大阪に旅行に行くそうです。
秋には末の娘さん家族と沖縄。
気が付けば半年で北海道、静岡、大阪、沖縄、富山、京都と6回も旅行に行ったそうです。