「体重を落としたいんです」
「出産してから体重が戻りません」
「医師から痩せるように言われて、ウォーキングをしているのですがなかな体重が、、、」。
痩せたい方も、多く来院されます。
さて、世の中には色々なダイエット法があります。
炭水化物を抜いたり、１日1食にしたり、皆さん最初は頑張って、まあ成功します。
でも、ほとんどの方が途中でやめてしまいます。元に戻るどころか、おまけまでついてしまう。つまり、リバウンドです。やせたｋｇの倍は、リバウンドする人がい多いようです。
みなさん、今回はちょっと違った話をしましょう。
私はトレーナーとして、多くのスポーツ選手やモデルさんバレリーナさん達の体重管理を担当してきました。
みなさんは「痩せたい！痩せたい！」と言います。
しかし、世の中には「太りたい！太りたい！」という人もいます。その代表格が力士です。
力士は最初入門した時よりも、毎日の激しい稽古で体重が落ちていきます。しかし、落ちるところまで落ちたら、そのあとから体の中から大きくなるように太っていくのです。
みなさんが太るときはどうでしょか。この力士と体型が似ていませんかね。
プロレスラー等の運動選手（アスリート）とはちょっと違います。力士は独特な生活習慣で体重が増えていくのです。
その特殊な生活とは、食事を1食抜くことです。お聞きになったこともあると思いますが、力士には朝稽古があります。朝起きたら、ご飯ではなく、稽古をします。
そう、力士は、朝食を抜いて、激しい稽古します。
稽古を終えてから、大盛ご飯3～4杯とちゃんこ鍋を食べるのです。それから、お昼寝をして、夕食をまたたっぷり食べるという生活です。もちろん、間食も禁じられていません。
「力士は朝食を抜きます」。
結論からお話しすると、食事の間隔を空ける生活が、いちばん太ります。
逆にバレリーナさんやモデルさんは、よく食べます。量は少し。ちょこちょこ食べるのです。私が担当していたバレリーナさんは、1日5食食べていました。そして入念なストレッチを毎日やっていました。
みなさんの生活はどうでしょう。
食事の間隔が、3時間以上空いたら、実は太る体質になると思ってください。
お医者さんは「痩せなさい！」と言ってくれます。しかし、病気を治すスペシャリストなので、痩せる方法は教えてくれない。痩せろと言ってるお医者さんのお腹がとても立派なことありますよね。
だから、痩せるに関しては、私たちの方がスペシャリストなのです。
太りたい人は、食事の間隔を空けて激しい運動をして、一気に食べる。これが力士が行っている最高に太る方法です。太ることは、意外に簡単です。
みなさんの生活はどうでしょう。
朝から忙しくて、朝ご飯を食べたり食べなかったり、午前中にやらなきゃいけない事がある。それを片付けているうち、仕事がもっと増える。気が付いたら13時～14時。お腹すいたから、なにか食べるか。すぐに満腹中枢を満たすのは、炭水化物。
午後も忙しくて、気が付いたら夕食。
この生活って、力士に似ていませんか。
私たち日本人の食事は本来、
朝食→軽食→昼食→軽食→夕食→夜食（夜学などで夜遅い人）
こんな感じだったのです。
軽食はお茶休憩（おやつ）です。10時と15時の休憩で、お茶をのみながら漬物や果物、お菓子なんかを食べていました。
その時代に太っていた人は少なくなかったです。服のサイズもＳかＭが中心でした。
最近は太るメカニズムを研究される方が多くなりました。食事の間隔を空けると、インスリンとホルモンが過剰に分泌されて、太る原因とも言われています。
みなさん、過激なダイエットをするよりは、食事の間隔を短くして食べることを、お勧めします。
ちなみに、1日6食くらい食べるのは大変です。でも、少量精鋭で、太らないのです。
この方法をやってみてはいかがですか。
