体重増加の原因で、最近多いのが塩分過多による肥満です。
上半身は細いのです。しかし、骨盤周辺から太もも、ふくらはぎにかけて太い。特に若い子が多いです。
端的に言うと、改善方法は塩分を制限すること。
皆さんが普段食してる塩は、主に2種類の塩に分けられます。海水や岩塩からできた天然塩（ナトリウム30％カリウム30％マグネシウム30％）、と、ナトリウム96.6％で出来ている精製塩です。塩分過多の肥満症状はこのナトリウム過多が原因なのです。
なんか科学者みたいで申し訳ない。でも、読んでください。
皆様が食べてる、外食や調味料などの塩はほとんどが精製塩です。たとえば食品の表示を見ますと塩分相当量6グラムとあります。この6グラムは精製塩でしょうか。天然塩でしょうか。
天然塩な、特に問題がないのですが、、、、、もし精製塩だとしましょう。ナトリウムは、約6グラムになってしまうのです。ナトリウムの一日の標準摂取量は、約3グラム以下が良いとされています。しかし、外食やファーストフードなどの食事が中心となっている人は、ナトリウム過多になるのです。
体内にナトリウムが多い時は、余分な水分を溜めて体内の水分濃度を調整します。
正常に保とうとすると、水分量が多くなり体重が増えます。
体内の水分は、引力のままに、まず、ふくらはぎに溜まり、それがむくみや下半身太りの原因になります。
塩分過多の肥満の方は、むくみやすく冷え性で低体温の方が多いのです。
そして、脂肪型肥満の方はお腹が太りやすく、更に高血圧や糖尿病で悩まれている方が多いです。
この2タイプの肥満は今流行の食事制限をしても、皆さんリバウンドします。
運動をしてもよほどのアスリート並みの運動をしない限り、失敗します。
「ジムなどに通ったほうがいいですか？」と言いますよね。
私はこう切り返します。
「好きなことは何ですか？カラオケ？ショッピング？外食？」。
大体皆さん2～3個の好きなことがあります。
「なら週に1回温泉やカラオケに行けますか？」。
皆さんほとんどが疲れて行けないと言うのです。
疲れて好きなことを週に1度行けない人が運動できるでしょうか。アスリートは目標がキチンとしているからできるのです！
まずは、その疲れた体をしっかりほぐす。健康的な食事をして元気になったら、運動などで体重を落とせばいいと。
私は、そう思います。
